【モノを減らす暮らし⑦】ケーブルはなぜ捨てられない?――「いつか必要」の正体

再スタート

ケーブル――。

これも、なぜか捨てられないモノの代表ではないでしょうか。

赤白のRCAケーブル。黄色の映像ケーブル。USBケーブル。ACアダプター。変換ケーブル。
そして、「これ、何に使ってたんだ?」という謎の専用ケーブル(笑)。

何十年分なのか分かりませんが、気がつくと結構な量に。

厄介なのが、「いつか必要になるかもしれない」
という気持ちです。捨てたあとに必要になったら? もう手に入らなかったら?
そう考えると、とりあえず取っておこう、となります。

だから、「古いケーブル=全部捨てよう」という話でもありません。
私の場合、昔撮影したDVテープやHi8など、家族の映像を少しずつデジタル化しています。
そのために、わざわざビデオデッキやHi8カメラを再び入手しました。当然、昔の規格のケーブルも必要になります。

だから、必要なら残す。

赤白のRCAケーブルなら1、2本。黄色の映像ケーブルも1、2本。

でも、同じものが5本も10本も必要なのか? そこは別の話です。

・「必要だから残す」か、・「不安だから残す」か

ケーブルを整理しながら、ここを分けて考えるようになりました。似ていますが、かなり違います。

DVやHi8のデジタル化に使うなら、用途がはっきりしています。一方、「何に使うか分からないけど、一応……」というケーブル。これが大量にあります(笑)。
一般的なケーブルなら、本当に必要になったときに買えばいい。それほど高価でもありません。
これまで「あのとき捨てたケーブルが、今どうしても必要だ!」となったことも意外とありません。

同じ規格のものが何本もあれば、状態を見て、なるべく新しいものを残す。例えば、

「同じ用途なら1~2本」
など、自分なりの基準を決める。

きれいに分類して10本収納することも「整理」でしょう。でも、そもそも10本必要なのか?
私がやりたいのは、収納を上手にすることではなく、モノそのものを減らすことです。

iPhoneの箱も同じ

私は箱も捨てられませんでした(笑)。
特にiPhoneの箱。きれいで頑丈で、なんとなく高級感もある。

「売るとき、箱付きのほうがいいかも」―と取っておく。
でも、何世代分も必要なのか? ケーブルも箱も、「いつか使うかもしれない」という理由で残していると、増えます。
これも私の「コレクション脳」の一種なのかもしれません。

☛もうすぐ引っ越しですよ?

そこで、以前書いた「妄想テクニック」です。
もちろん、妄想です(笑)。

来月引っ越すとしたら、このケーブルを全部持っていくのか。何に使うか分からないACアダプターも?
何世代分ものスマホの箱も? 段ボールに詰めて新しい家まで運ぶのか?
そう考えると、判断しやすくなります。

残したい過去は残す。

昔の家族の映像をデジタル化していて、改めて思いました。過去のモノを、何でも捨てればいいわけではありません。
家族を撮った映像のように、これからも残したい過去があります。
そのために必要な古い機械やケーブルなら、残せばいい。

「要るかも」という不安だけで持っている過去とは、さようならしよう。

整理して、分類して、きれいにしまっておく。私はそういう作業が結構好きです。
だからこそ危ない(笑)。
気がつけば「きれいにコレクションしているだけ」になる。

「どう収納するか」より、「これからの自分に必要なのか」。
コレクションする整理から、未来を向く整理へ。

これも、前向きでクリエイティヴな「終活」の一つだと思っています。

もうすぐ引っ越しですからね。
――妄想ですが(笑)。

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