私は、何かを買うとき、何かを残すとき、いつも一つの妄想をします。
「もし来月、引っ越すことになったら?」――
家は広いです。家具を衝動買いしても置けるでしょう。ソファ、収納グッズ、棚、ケース…
でも、その瞬間にもう一人の自分が言います。
「いや、来月引っ越すぞ?」
「これ、本当に運ぶのか?」
すると、不思議とブレーキがかかります。
今は、増やすより減らすことが大切。減らすことこそ、将来の自分の役に立つ。そう言い聞かせています。
本当に引っ越すわけではありません。妄想です。
でも現実に人生、何が起きるか分かりません。
・転勤になるかもしれない。
・家を売ることになるかもしれない。
・災害で家の中を整理しなければならない日が来るかもしれない。
私の場合、お金がないから家を売ることになるかもしれん――そんな現実もあります。
そのとき、モノは少ないほど、シンプルなほど良いと思います。☚
現実味は置いても、この妄想力を利用して、
・大きいモノ、家具などは増やさない
・モノも減らしておく
が自動加速しますよ。
欲しくなっても「やめとく」か「もっと考えもっと慎重に」とブレーキの効果。さらに、「引っ越した先でまた考えよう」と妄想。効果テキメンの妄想力です。
◆写真――今はもう家を出ているが、娘と息子の部屋。幼児期から私らと引っ越しを経験して影響を受けたのか、机・椅子・棚は一種類ずつ。出ていく前から、必要最小限の部屋でした

この考えは、引っ越しを何度も経験したおかげでもあります。繰り返すうちに、自然とこの考え方になりました。
「引っ越せ」と言いたいわけではありません。
一度だけ妄想してみる。
「もし来月、引っ越すことになったら?」
そう妄想するだけで、モノの見え方は少し変わります。
妄想も、ときには立派な片付け術なのかもしれません。


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